臨床心理士を目指したきっかけ①と②の続きです。
よろしければそちらもご覧ください。
中学、高校と不登校だった私の心の奥底には、
「全て私が悪い」
という信念が強固になっていました。
高校は相変わらず不登校ぎみでしたが、行けるときにはなんとか学校に行っていました。
相談室に行ってみたり、遅刻や早退をしたりしながら、出席日数ギリギリで留年を免れていました。
カウンセラーの先生に憧れて
「私も臨床心理士になりたい」
と夢を抱いていましたので、
「心理学を学べる大学に行くんだ」
と、それだけをモチベーションになんとか学校へ行っていました。
しかし、高校3年生の進路指導の日。
「臨床心理士になりたいから、心理学を学べる大学に行きたい。」
と担任の先生に伝えたところ、
先生からは、
「こんなに学校に来れなくて、あなたみたいに心の弱い人が心理士になれるんですか?」
と言われました。
進路指導として、とても正しい一言でした。
「本当だ。
私には、心理士になることは、無理なんだ。」
と、痛感しました。
そして、ギリギリの精神状態だった高校3年生18歳の夏休みから、ひきこもり状態へ突入します。。。
さてさて、ひきこもり期をお話する前に、少しだけブレイクしましょう。
この先生の一言は、どんな風に感じましたか?
配慮がないと感じますか?
教育者として当然だと思いますか?
当時の私は、納得しすぎて、良いも悪いも感じなかったというのが本音です。
ただ、自分をギリギリのところで保っていたモチベーションが崩れてしまったのは事実です。
しかし、私はこのタイミングでこの言葉を言われてよかったなと、今は思っています。
ここからひきこもり期に突入しますが、もし、当時の担任の先生が、
「きっと大学に行けるよ、頑張れ」
と中途半端に励ましてくれて、ギリギリのところで大学に入学していたとしても、やっぱりどこかで心が折れてしまっていたと思います。
だって、私の心の奥底には「全て私が悪い」という強固な自責の信念が居座っていますから。
ここをほぐしていかない限り、いつかどこかで心が保てなくなるタイミングがやってきてしまうのです。
続きは、臨床心理士を目指したきっかけ④をお読みください。
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