臨床心理士を目指したきっかけ①、②、③、④の続きです。
大学生活は、親友と呼べる友人ができたり、とても楽しく過ごすことができました。
それでも、いつもどこか根本的な部分で自分に自信が持てずにいました。
そんなとき、後に夫となる彼氏ができました。
すごく嬉しかったです。
この頃には、
「全て私が悪い」
という信念はなくなっていましたが、代わりに
「こんな私を愛してくれる人がいるんだ。彼に捨てられたら、もう私を愛してくれる人なんて現れない。」
という考えに変化していました。
いわゆる、「見捨てられ不安」というやつです。
いつも彼の顔色伺っており、最終的には彼に逆らえず彼の言うことを聞いてしまう関係。
心理学を勉強していたにもかかわらず、その関係がいびつなものであるということには気づきませんでした。
「こんな私を愛してくれる人はこの人しかいない」と思い込んでいたので、気付かないふりをしていたのでしょう。
大学卒業後すぐに結婚、妊娠、出産。
とても大きな喜びと幸せを感じていました。
臨床心理士資格を取得するための大学院への進学も考えていましたが、先に子育てに専念して、
子育てが落ち着いてから改めて資格取得を目指すことにしました。
しかしながら、子育てをしている中で私の生活スタイルと彼の生活スタイルに少しずつすれ違いが生じてしまいました。
どこかで自分に自信がなくて、彼の顔色を伺っている私は、夫婦として大切なコミュニケーションをとれていませんでした。
最終的には、
「私の旦那さんは私のことをちっともわかってくれない。家事も育児も手伝ってくれない。私に寄り添ってくれない。」
と心の中で夫を責めるようになっていきました。
喧嘩が絶えなくなり、最終的に離婚という形をとることになりました。
ここまできて、ようやく私は、いろいろなことに気がつくことができました。
いつも誰かの顔色を伺っていたこと。
自分の本音を伝えていなかったこと。
人との関係をうまく築けていなかったこと。
自分に自信がなかったこと。
こんなにも強固な私の自信のなさは、一体どこからきていたと思いますか?
勘のいい人ならお気づきでしょう。
ということで、続きは臨床心理士を目指したきっかけ⑥でお話をしたいと思います。
次で最後になりそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。